本文へスキップ
86note
戻る

バリュー投資戦略:「Value」な銘柄を「UnderValued」な価格で掴むための4ステップ

はじめに

バリュー投資においては、割安と価値を区別して考える ことが重要です。

AIで財務分析を自動化する『FinDocGen』プロジェクトを始めるにあたり、まずは 「価値(Value)がある銘柄を、割安(UnderValued)な価格で掴む」 ための基本的な考え方を整理します。


Step 1:統計的フィルタリング(Underの特定)

まずは全銘柄から、市場平均や過去の推移に対して価格が低いものを抽出します。

このステップで「PBR/PERが低く、配当利回りが高い」銘柄を抽出することの意味を、あらためて「Under(割安)」の観点で整理します。

Step 1で抽出する銘柄のイメージ

Step 2:クオリティと健全性の審査(Valueの裏付け)

「安いのは悪い会社だからではないか?」という疑念(バリュートラップ)を排除します。

Step 2で確認する「Value(価値)」の観点

Step 3:理論株価の算出(UnderValuedの測定)

このステップでは、Step 2までを通過した「質の高い企業」に対し、「将来にわたって生み出す現金」と「今持っている資産」を合算して、具体的な「1株あたりの適正価格」を算出します。

Step 3で算出する「理論株価」のイメージ

このステップを通過した銘柄は、ただ「安い」だけでなく、以下のような裏付けを持つことになります。

整理すると、以下の3つの視点で「理論株価」を捉えます。

割安化率の算出は以下の候補があります。

Step 4:需給とタイミングの確認(市場の気づきを待つ)

価値が認められ始める「兆し」をデータから読み取ります。


ステップを入れ替えることで変わる「考え方」

ステップ1(割安さ)とステップ2(価値/質)は、入れ替えることが可能です。これにより、投資戦略のスタンスが大きく変わります。

パターンA:【割安から探す】(1 → 2 → 3)

パターンB:【クオリティから探す】(2 → 1 → 3)

おわりに

本記事では、バリュー投資における「価値(Value)」と「割安さ(Under)」を両立させるための4ステップを整理しました。これらのステップを通じて、投資家はより合理的かつ効果的な投資判断を下すことができるでしょう。


この記事をシェア:

前の記事
個人開発者向け:Azure Databricksの低コスト構築ガイド
次の記事
Astroでブログを構築する実践ガイド:コンテンツ管理を分離した構成